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むごい子育て

先日、息子がもらって帰った学校からのお便りに、「むごい子育て」について書いてあったので紹介します。

 

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徳川家康(幼名、竹千代)は、幼少期を今川義元の人質として過ごしたといいます。

 

義元は家臣に「竹千代にむごい子育てをして、駄目な人間にしろ。」と命じたそうです。

 

具体的にどのような子育てをするように命じたのでしょうか?

 

「いじめ抜いた」

 

「満足な食事を与えなかった」

 

「きつい仕事をさせた」・・・。

 

確かにそういう子育てはむごい子育てだと思いますが、義元が命じた子育ては全く別のものでした。

 

竹千代が「寒い」と言えば暖かい服を何枚も着せてやり、嫌いなものは無理に食べさせず、好きなものや贅沢なご馳走を食べさせ、我慢させず、何でも思い通りになるようにしてやれ

 

というものでした。

 

わがまま放題にしておけば、人間は駄目になることを義元は知っていたのです。

 

今の世の中はどうでしょうか?動機は義元とは逆でも、実際の行為が同じだとしたら、子供への影響は似たようなものになるはずです。

 

子供に我慢をさせればいいというような単純なものではありませんが、「子育て」を振り返ってみることも必要ではないでしょうか。

 

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私は子供の頃「あれ買って、これ買って」と言った覚えがありません。

 

父親が遅くまで仕事していたり、母親が内職していたり、そのような姿を見ていたらそういうことは言えないと思っていました。給食費の封筒でさえ出すのが申し訳ない気がしていました。

 

最近は学校の行事にも、殆どの家庭が夫婦揃って出席されるそうです。休日なら判りますが、平日でもわざわざ休みを取って出席される方もおられるそうです。

 

それぞれの家庭で考え方があるとは思いますが、夫婦どちらかが出席できるのなら休みを取って出席するより、一生懸命働くことの方が大切だと私は思います。

 

親が一生懸命働いて、親がお金を大切に使っていれば子供も自然にそうなると思います。

 

マネーゲームのように楽して金儲けするのではなく、毎日一生懸命働いている姿を見ていれば子供のわがままも少なくなると思います。

 

知らず知らずのうちに「むごい子育て」になっていないか考えてみて下さい。

 

押忍。

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