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鏡開き

1月11日の鏡開きは雪のため米子と松江、伯耆で行われました。

 

師範の挨拶では「個の大切さ」「挨拶の大切さ」について話がありました。自分なりの解釈を書きます。

 

個が大切というと、私は、「個人を尊重しましょう」「世界に一つだけの花」「自由」などという言葉を思い浮かべますが、今の世の中ではそれをある意味、履き違えて個人主義、利己主義的な考えになっていると思います。

 

そのような「個の大切さ」は色々なことが欧米化してきて、自由を間違って解釈した結果ではないでしょうか。

 

師範が「壊れた時計」の話をされました。

 

黒帯なら盧山館長の著書などで誰も知っていると思いますが、館長が大気拳の澤井先生にお聞きになった話です。

 

内容は「壊れた時計でも一日に二回は正確な時を指すことができる。時間が時計に合わせてくれる。世の中を追いかけるのではなく、世の中が必要としてくれる時が来るからそれまでしっかり稽古しなさい」というような内容です。

 

「リストラなど暗いニュースが続くけど本当に必要な人はそうはならないのではないか」

 

また、

 

「何事も原点に還る時が来ているのではないか?人と接する時は、まず挨拶をするのが基本。子供は親の背中を見て育つ。家庭から、親から挨拶をしなければならない」

 

というような内容のことも仰っておられました。

 

まさにその通りです。

 

自分にとっての損得で物事を決めるのではなく、自分の考えをしっかり持ってぶれることなく「個」を磨き、世の中から求められる人間になるよう努力しなさい。子供の教育は家庭が基本、子供の前に親が成長しなさい。

 

と仰ったのだと私は解釈しました。

 

指導者として、また父親として師範のお言葉を肝に銘じて、一年間稽古、生活していこうと思います。

 

押忍。

 

 

 

 

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