立つ鳥跡を濁さず
卒業の季節になってきました。転勤や進学などで出雲道場からも何人かが卒業していきます。
入門しても様々な事情で、稽古にあまり参加できない人もいます。
転勤や出張で日本全国を転々としていた人もいました。その人は毎年、年賀状で近況を報告してくれて、自分の出来る範囲で稽古をしているようでした。結局、また転勤することになり退会の手続きをしました。後日、退会の手続きに行けないことのお詫びと、私と道場生へのお礼の言葉が綴られた手紙が届きました。
これを読んで「当たり前」と思った人と「そんなことまでするの?」と思った人がいると思います。実際、電話で退会を申し出た人に「都合の良い時でいいので、退会の挨拶に来て下さい」と言っても来ない人もいます。
そんな時は「一緒に稽古をしたのに何も伝えることができなかったなぁ。この先この人は大丈夫かなぁ?」と心配になります。
人生の中で進学、就職、転勤など様々な別れと出会いが繰り返されます。もう会うこともないから、挨拶なんて面倒だと思う人もいるかもしれません。しかし、お世話になった人にお礼を言うのは必要なことです。そして次に会うまでにお互いに成長し、会った時に相手を裏切らないように生きることが大切だと思います。
出雲道場を卒業していく皆さん、残り僅かですが一緒に精一杯稽古しましょう。
皆さんに次に会うまでに恥ずかしくない生き方、鍛え方をしておきます。
皆さんも成長した姿を見せて下さい。
押忍。
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