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自信

春になり多くの大会が開催され、出場する道場生も沢山いると思います。

 

試合前にいつも言うことがあります。それは、「自分がやってきたことを出すこと」です。

 

それが出来ないとやってきたことが良いのか悪いのかわかりません。やってきたことが通用しなかったら何が悪かったのかを考え、また稽古を重ね試合で試してみればいいと思います。

 

試合は「死合い」でもあり「試し合い」でもあります。勝負として負けは死を意味するので勝たなければなりません。しかし相手との試し合いでもあります。お互いに修行の成果を試し合うことで、お互いに成長することが出来ます。

 

私も長い間試合に出場していますが、勝ってもやってきたことが出来なかった時はあまり嬉しくありません。

 

やってきたことを出す為には「自信」が必要です。「自信」とは「自分自身を信じること」「自分のやってきたことを最後まで信じること」だと思います。

 

まずは「自身」が持てるまで稽古すること。それをしないで試合場に上がることは相手に失礼だと思います。

 

「自身」をもって試合に臨み、やってきたことを出す。それで駄目なら稽古が足りなかったということです。また次の日から稽古するだけです。

 

5月2,3日には全日本青少年選手権大会が開催されます。

 

出場する選手の皆さんは本当によく稽古しました。「自身」を持って戦って来て下さい。やってきたことを出せば「勝利」は必ず付いてきます。

 

押忍。

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