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空気を読む

流行語にもなった「KY」と言う言葉ですが、意味は(空気を読めないやつ)の略で今では誰もが知っていると思います。

 

最近、子供達と接していると空気が読めないでいる子と、空気を読もうとして困っている子がいるように思います。

 

例えば空気を読めない子は、大切な話をしているところで、突然、昨日友達と遊んだ話をしてきます。小さな子供の場合は、少し話を聞いてから「後は終わってから教えて」といいます。こういう子は、何度か話していくうちにわかるようになっていくので、あまり心配はしていません。

 

問題なのは空気を読みすぎる子です。何気ない質問に対し「こういったら叱られるのでは」「間違えたらどうしよう」「みんなと違ったらいやだ」など考え過ぎるため何も話せなくなってしまいます。

 

「昨日、稽古休みだったけど家で稽古した?」

 

「これは相手のどこを狙った技?」

 

このような質問で話せなくなってしまう子が何人もいます。

 

「わかりません」「忘れました」と言ったり「ここを狙う」と指で指したり、答える方法は幾らでもあります。

 

そういう子供達には

 

「耳も聞こえ、口も手も、全身元気な事をもっと大切にしなさい。病気や事故などで伝えたくても思うように伝えられない人が世の中には沢山おられる。恥ずかしかったりいろいろな気持ちがあるのはわかるけど、上手く言えなくていいから自分の方法で伝える努力はしなさい」

 

といっています。

 

間違っても、人と違っても、バカにされても、叱られてもいいのではないでしょうか?

 

空気を読みすぎて足踏みするより、空気が読めなくて失敗したほうが一歩前に進めると思います。

 

どんな言葉でもどんな方法でも構いません。自分の意志や思いを伝えられるようになって下さい。

 

押忍。

 

 

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