第7回オープントーナメント全山陰空手道選手権大会
平成21年6月7日に鳥取県立武道館にて第7回全山陰空手道選手権大会が行われ、出雲道場から8名が出場しました。東京、大阪、奈良、香川、熊本など他流派を含め全国から多数の参加があり、今回も地元山陰支部が王座を獲るのは厳しい大会となりました。
そんな中、出雲から4名が入賞、優勝しました。
壮年の部(35歳以上)重量級に出場した岡本選手は、突きと下段廻し蹴り、膝蹴りを武器に勝ち上がり、準決勝で延長の末、体重判定で敗れはしたものの、三位決定戦に勝ち、初出場ながら見事三位に入賞しました。
女子の部に出場した山碕選手は、突きの打ち合いから得意の上段廻し、踵落としに繋げ見事優勝しました。
一般上級の部には藤井選手と自分が出場しました。
藤井選手は緊張からか初戦から動きが硬く、準決勝で敗れてしまいました。続く三位決定戦は下段を中心に攻めたものの、終了間際にボディーを攻められ惜しくも4位に終わりました。
過去、地元開催のオープントーナメントでは準優勝はあっても優勝はなく、山陰勢はことごとく敗れてきました。1日に何戦もするワンデートーナメントでは回復力が必要になり、自分は年齢的にも最後のチャンスだと思っていました。
1回戦はシード、2回戦は中段回し蹴りによる一本勝ち。
準決勝は東京城南支部の17歳、中川選手でした。城南の選手はどの選手も軸がぶれず崩しにくい選手が多いのですが、下段回し蹴りによる技あり二つで合わせ一本勝ちを収め決勝に駒を進めました。
決勝戦は、大阪南支部の19歳、臼井選手でした。臼井選手は178㎝、94㎏の体格を活かし下突きで前に出る組手でここまで勝ち上がってきました。
自分は去年の全日本で、頭に来て足を止めて打ち合ってしまいグルジアの選手に敗れました。普段そんな組手をしないのにあの時は冷静さを欠いていたと思います。その反省から今回は相手がどうであれ、自分のしてきたことをしっかりやると決めていました。
本戦、相手の突きを捌きながら回り込んで打っていましたが、相手の圧力で体がブレたので2-0で延長戦になりました。初めから3分2分2分の間、自分の動きをして、それで負けたなら仕方がないと思っていました。延長でも自分のやることをやるだけだと思って闘いました。結果は3-0で判定勝ち、何とか優勝することが出来ました。
ビデオで見るとまだまだ稽古が足りないところが沢山ありました。普段出来ていることが出来ていない。道場生にやったら駄目だよといっていることを自分がしてしまっていました。今後の課題として稽古していこうと思います。
幼年、小2初級、小5上級に出場した子供達は残念ながら1,2回戦で負けてしまいました。しかし、怖くて下がって負けたのではなく、向かって行っての負けでした。いくら良い技を持っていても、気持ちが逃げていては必ず負けてしまいます。その点今回は気持ちが逃げていなかったので今後に繋がると思います。
負けて悔し涙を流すことも試合に出ていなかったら経験することもなかったと思います。その涙は一生懸命稽古した証です。遊びたいのも我慢し本当によく頑張りました。また、一緒に稽古していきましょう。
今回の大会には来賓の先生方、廣重副館長、全国の支部長、他流派の館長、先生方、お忙しい中遠方までお越し頂き有り難うございました。試合に出場していたので挨拶もあまり出来ず申し訳ありませんでした。お疲れを出されないようご自愛下さい。
また、スタッフが少ない中、準備や運営に協力してくださった責任者、道場生の方々、本当に有り難うございました。
来年も今大会を上回る大会になるよう日々稽古して行きましょう。
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