ふり向くな君は美しい
10月31日、11月1日と全国高校サッカー選手権大会の島根県1次予選が出雲市で行われました。
浜山公園で行われた松江商業の応援に行ってきました。
松江商業には極真会館全国学生チャンピオンになった事もある道場生が教師として勤務しています。その縁で運動部の生徒達に講習会を開いたこともある学校です。今回は親戚の子が出ていたので家族で応援に行ってきました。
私は小学校の時からサッカーをしていて、5年前に出雲に引っ越す前は社会人リーグでやっていました。空手を始めてからは、月水金は空手の稽古日。火木はウエイトトレーニングなどの自主トレ。土曜は特別クラス。日曜はサッカーという一週間を過ごしていました。助っ人を頼まれ、多い日は松江、出雲を移動して1日に3試合していました。
サッカーをしている者にとって、高校サッカー選手権はあこがれの舞台です。野球でいうと夏の甲子園大会のようなものです。ほとんどの選手はここを目指して毎日練習しているといっても過言ではないでしょう。
試合は終始商業ペースで展開されましたが、前半は0-0。後半も攻めていましたが、キーパーの好セーブやゴールポストに嫌われ0-0で延長戦に突入しました。結局、延長戦でも0-0で勝負はPK戦へ。
PKまで来たらどちらが勝ってもおかしくありません。ほとんど「時の運」です。
結果は1点差で負けてしまいました。
試合後、選手の多くが泣いていました。
泣いていたのは本気で練習してきた証です。何でも同じですが、いい加減な練習しかしていなければ涙なんか出ません。
多分相手チームも含め、ここにいる選手達は、子供の頃からずっとサッカーをしてきています。小中高と毎日ボールを蹴ってきています。特に高校では盆も正月もなく練習してきたはずです。3年生はもちろんですが、下級生にとっても3年生と一緒にピッチに立てる最後の試合です。トーナメントなので負ければ終わりです。
そういう思いが判るから見ていても辛かったです。
今まで支えてくれた先生や家族は、より近くで良い時も悪い時も見てきているので選手達と同じ気持ちだったと思います。
勝負事は強い奴が勝つとは限りません。勝った奴が強いのです。
3年生はこれで引退です。自分もそうでしたが、多分、今は放心状態で何もやる気がないと思います。自分はちょうどその時に極真カラテのポスターを見て入門しました。3年生には少し休んで気持ちを切り替え、新たな目標に向かって歩き出して欲しいと思います。
下級生はこの悔しさをとにかく忘れないこと。人は喉元過ぎれば熱さを忘れるものです。忘れなければ嫌でも練習します。部活の時間にみんなで練習するのは当たり前。それ以外でどれだけ個々を高められるかが勝負どころです。
しっかり前を見て進んで行って下さい!選手権のテーマ曲のように!
「う~つ~向くなよ♪ふり向くなよ~♪・・・・・・だ~れも涙を笑わないだろう。だ~れも拍手を惜しまないだろう」
「また逢おう いつの日か~♪き~みのその顔を~♪忘れな~い」
がんばれ高校サッカー選手たち
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