鏡開き
平成22年1月10日に米子本部道場にて山陰支部の鏡開きが行われました。
準備運動、基本の後、帯ごとに型を行いました。
その後の新年会では新年の決意を発表したり、お酒やぜんざいを頂きました。
師範の挨拶の中で「子の成長は親の生き方にある」ということを話されました。この話は知人の披露宴の際にお聞きになった言葉で、非常に感銘を受けたということで時々話されます。
師範ご自身も50歳を超えた今でも、ご両親から「挨拶をしなさい」と言われるそうです。
「親にしてみれば何歳になろうと自分の子供は子供です。私の親が立派だとか、そういうつもりはありませんが、そういう親を見て育っていたから挨拶をするようになりました。道場では挨拶をするように指導しています。しかし、子供の躾は家庭です。子供は親を見て育ちます。近所の方に出会った時や家庭での挨拶ができるように各家庭でも指導して下さい。今年も一年、送り迎え等大変だと思いますが、子供達の成長のため宜しくお願いします」
このような内容だったと思います。
私は「空手の技」も「挨拶」も自然に出来るようになって初めて身についたといえると思っています。
ぎこちない挨拶や、挨拶の時に相手との距離が合わないと、たとえ挨拶をしても不快感を与えてしまいます。空手と同様に呼吸や間合い、タイミングが大切です。
道場でも私の前を黙って通り過ぎて、荷物を置いてから戻ってきて「押忍!」と挨拶をする子がいます。
「挨拶は最初に会った時にするものだぞ!よその家に遊びに行った時、黙って玄関を開けてリビングまで入ってから、「こんにちは」とは言わないだろう!施設に入る時に「失礼します」見学者やお父さんお母さんがおられたら「こんばんは」道場生が居たら「押忍」挨拶が出来ないのに、空手の技は教えることは出来ないよ!」
と言っています。
友達と外で遊んでいる時に近所の人に会ってする挨拶と、卒業式や入学式でする挨拶は違います。挨拶一つでも場所や人により、言い方や動作が変わってきます。
相手に不快感を与えず、相手が清々しい気持ちになるような挨拶が自然に出来るようにしていきましょう。普段からやっていけば空手も必ず強くなります。
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