恐るべし！驚異の威力！

先にいっておきますが「驚異の威力」といっても技の威力のことではありません。m(_ _)m

私には二人の子供がいます。二人とも空手をしています。

子供なりに家では「お父さん」空手では「師範代」ときちんと切り替えているようです。

空手を始めたのは自分からやりたいと言ったからですが、「始めるからには簡単に辞めない」「他のことがやりたくなったらやってもいいが空手は続ける」という条件を出して（といってもどこまで理解しているかは分かりませんが・・・）始めました。

まぁ産まれる前からずっ～と、毎日父親が仕事か空手しかやっていないので、一緒にいようと思ったら空手をするしかなかったのかもしれません。ゴメンナサイ！

「驚異の威力」とは何かという話ですが、「教育や躾」においての空手の威力です。

外では「大人しそう」とか「きちんとしている」と言われる（社交辞令もありますが）うちの子供達ですが、家では違います！

「家で良い子で外で悪いことをするよりも良いじゃない」と言っていますが、母親はいつも一緒にいるのでそういうわけにはいきません。よく沸騰しています

やりとりを聴いていると

-----------------------

「おかえり！宿題ある？今日空手だから良い時にやってね」

「はい！」

「宿題おわったぁ～？やっておきなさいよ～」

「はぁ～い」

「宿題終わったの～？眠くなるからやりなさい！」

「ふぁ～い」

「早くやりなさい！」

「・・・・・・・・」

「寝てるでしょ！やりなさい！」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「起きなさい！遅くなるからやってから寝て！」

「寝てない！うるせー！だまれ！」

「もーう！あなたのために言ってるでしょう。何でわからんの！」

「後でやる！しつこい！」

ジャジャーン！ここで父親登場！

「何だ！その言葉使いは！」「おい！何回言われたら分かるんだ！やることはやる！遊ぶ時は遊ぶ！寝る時は寝る！今はどれだ！」

「ん～寝る時かなぁ？」

「・・・・・」「それで本当に大丈夫だろうな！」

「うん！」

「出来なかった時は分かっているだろうな！」

「はい」

「あの言葉遣いはダメだろう！それにお前が好きだから大切だからお母さんは言ってるんだぞ！後で謝っておけよ！」

「はい！」

-------------------------

こんなやりとりが毎日、様々なことに対して行われるのだから、母親は本当に大変だと思います。

父親や祖父母が「まぁそんなに怒らなくても」と言うから、余計に「私だけ怒って！悪者になって！」と思うお母さんも多いのではないでしょうか？中には育児ノイローゼーになる人もいると聞きます。

そこで「驚異の威力」の出番です。

家ではこんな子供達ですが空手に行くと違います。家で叱られて泣きながら稽古に来ても、大きな声で「押忍！失礼します」と施設の中に入って来ます。（さっきまでの大泣きはどこへ行った？）

稽古を終えて帰る頃には「お利口さん」に変身しています。

私が家を出る時には「どうやって上がったの？」と思うほど散らばっていた靴も

道場での整列のようにきちんと揃えてあります

帰ってみると「お母さんごめんなさい！今度からきちんとするから」と言って手伝いをしています。

まぁ残念なことに、この「驚異の威力」は少しの時間しか持たないようで「この前約束したでしょう！何度言えばわかるのー」としばらくすると聞こえてきます

それでも続けていくうちに変わってきます。基本的に子供を預けたらその場に居る必要はありません。お母さんにとっても子供と離れ、自分の時間を持てるので良いのではないでしょうか？（子供は親に褒められたいものです。時間がある時には見て褒めてあげて下さい）

私は子供が言うことを聞かないのは遺伝だと思います。私たちが親にしていたことをやっているだけだと思います。（こういうと「妻は私じゃないよ！あんたに似たんだわ！」と言いますが、お互い様です。ひょっとすると夫婦二人分で２倍になっているかも・・・）

子供が家で言うことを聞かないのは、外で規律を守り一生懸命頑張っているからだと思います。家は安心できる唯一の場所です。多少のだらしなさは安心してリラックスしている証拠です。大目に見てあげて下さい。

お父さんが休日ゴロゴロしているのも一緒です！大目に見てあげて下さい

人気ブログランキングへ にほんブログ村 極真空手クリックして下さい