自主稽古
いつも稽古している公園です。
ここには沢山の稽古相手がいます。
手前左の石がお気に入りです
太い木や細い木、ツルツルの石にザラザラの石など全てが稽古相手です。
「部位鍛練したいけど砂袋が無いから・・・」などと言う人がいますが、山陰にはいくらでも木や石があります。最悪地面があります。
今日は携帯巻き藁(館長のビデオ正拳突きを極めるの中に作り方が紹介されています)を使いました。
木をそのまま打ったり、麻袋を畳んで巻き付けたり、工夫して同じ刺激にならないようにしています。
ここ7,8年は指導もあるので普段の稽古では、組手はほとんどしていません。週末の特別クラスで相手をしてもらうくらいでした。それも4,5年前からは集まる選手もいなくなり、ほとんど出来ませんでした。
それでも本来稽古は一人でするものです。工夫すれば何とかなります。
私は自主稽古の時間が大好きです。合同稽古では言われた通りに出来るように稽古します。しかし、不器用なので言われても上手く出来ないことが殆どです。そこで工夫して自主稽古で身に付けていきます。
例えば連続動作でも上手く出来なかったら、一つずつに分解して稽古します。回転の移動稽古も最初はバランスを崩してしまうので、回転の運足を分解して稽古していました。お陰で出来ない子の気持ちや原因はよく解るようになりました。
最近、「試合に出ます」「昇段審査を受けたいです」という人がいますが、自主稽古の時間を大切にして欲しいと思います。
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週3回の合同稽古には初めから参加する。
週3回ウエイトトレーニングをする。
毎日走る(ロードワーク3~10km、ダッシュ100m、50m、30m各10本)
毎日自主稽古(自分で足りないところを補う。自分の目指す組手が出来るように考えた稽古)
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せめてこれ位の内容はやってもらいたいと思います。中高生の部活でも最低これ位はやっていると思います。時間にして1日3時間~4時間位だと思います。これを3~5年やってやっと試合に出ることができるくらい、昇段審査を受ける事ができるくらいだと思います。
仕事で稽古に遅れて来た時は、出来なかったところは自主稽古でやる。プラス、毎週特別クラスで稽古して、やっと3年位したら少しずつ結果が出てくる位だと思います。
更に全日本で活躍するには、もっともっと量も質も上げる必要があります。内弟子の人たちは稽古時間も素質もずっと上なのだから!
今は選手も少ないので「試合出たいです」といえば出させて貰えるような状態です。昔なら支部の選抜試合や交流試合で勝たなければ地方大会にも出られませんでした。だからみんな最低上の内容はやっていました。
試合に出ようとする気は買いますが、稽古の終わり頃に来て2,30分スパーリングやミットをやって勝てるような甘い世界ではありません。昇段審査も同じです。
壮年部の方は体調に合わせたり、ダッシュをやめて他のことにしたり工夫して下さい。それでも3~4時間は毎日稽古してもらいたいと思います。
どんなに忙しくても30分~1時間は稽古出来ます。睡眠時間2時間なら1時間にするだけです。(まぁ稽古すると目が覚めて眠れなくなって2時間稽古してしまいますが・・・)
7月には山陰大会が行われる予定です。出場を考えている選手は冬場の間にしっかり基礎体力を向上しておいて下さい。
最低限、上の内容はやっておいて下さい。そうしないとまた同じ事の繰り返しになってしまいます。
山陰大会での活躍を期待しています!
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