気持ち次第

連休中ず～っと、どこにも出かけなかったので、親戚の子供たちと一緒に海へ行ってきました

この場所は演武用の石を拾っている場所です。

弁当を食べた後、石を割って見せると

「やってみたい！」

と言うので挑戦させました。

何個か子供でも割れそうな石を拾ってきて

「割れそうだと思うのを選んで、絶対に割れると思って叩くこと。絶対に割れると思わないと割れないよ」

と伝えました。

まず上の子が挑戦しました。

「セイッ！」

と叩きましたが、気合いと動きが一致していません。怖がってしまっています

「怖いだろう？」

「・・・うん」

「残念だけどその気持ちに勝たないと絶対に割れないよ」

今度は下の子です。上手に持てないので石は持ってあげました。

「セイッ！」

割れません！でもこっちが心配するくらい思いっきり叩いています

「惜しいなぁ。さっきよりももっと割れると思って叩いたら割れると思うよ」

そう言うと

「セイッ！」

大きな気合いと共に見事に割れました

これを見て、上の子も石を選び直してもう一度挑戦しました。

「無理に大きいのを選ばなくていいよ。割れると思うのを選んで、絶対に割れると思うこと。分かった？」

「うん」

「セイッ！」

今度は割れました最初の石よりは小さくなりましたが、出来ると自信になります。慌てることはありません。少しずつ難しいことに挑戦していけば大丈夫です（割った石は記念に持って帰りました）

以前、松江道場の子供達に挑戦させました。

「やってみたい人手を挙げて！」

と言うと手を挙げるのは低学年ばかりです。上の学年は「石は硬い」「割れる訳がない」と思ってしまっています。それに比べ低学年は素直です。割って見せてあげると「あぁ、割れるんだぁ。僕もやってみたい」となります。

実際、一発で割った子は低学年ばかりでした。

何事もまずは気持ちからです。「挑戦する勇気」「出来ると信じること」これが無ければ始まりません。そして最後は「諦めない気持ち」

気持ち次第です。

気持ちだけではダメですが、気持ちが無ければ始まりません。

ゴールデンウイークも終わり、明日から学校、仕事、家事、育児、稽古とそれぞれいつも通りの生活に戻ります。辛いこともありますが、五月病にならないように気持ちをしっかり持って生活していきましょう

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