無理矢理プラス思考
古くから「失敗は成功の元」「塞翁が馬」など失敗を成功に変えることわざがありますが、以前ある道場生に「師範代は無理矢理プラス思考ですね」と言われたことがあります。
言われるまでは気が付きませんでしたが、自分でも「言われてみればそうだな」と思います。
これでも幼い頃は内向的でちょっとした失敗でも引きずってしまうような性格でした。それがサッカーや空手を通じて、いつの間にか打たれ強く、何度失敗しても立ち上がるような性格に変わったようです。
物事を前向きに捉えられる人というのは、成功体験を繰り返すことと、失敗をプラスに変換することによりプラス思考になっていると思います。
それに対しマイナス思考の人は、失敗を繰り返し、失敗を恐れ、また失敗を重ねてしまいます。
成功体験を繰り返しプラス思考になるのは簡単です。出来そうなことを選んで挑戦していけば良いだけです。試合で言うなら勝てそうな試合だけ選んで出場し、勝つことで自信を持ち、「自分は強い」「自分はやれば出来る」「次も勝てる」と思わせます。しかし、これがずっと続くわけがありません。必ず壁に当たります。
そこで大切なのが失敗をプラスに変換する力です。
どうしたらそれができるかというと、失敗をしたらまずそれを反省し分析します。反省はしますが後悔はしません。反省の中で良かった所、悪かった所を見つけ、「悪いところを直せば次は必ず成功する」と思い込みます。これで変換完了です。あとは悪かったところを直すだけです。
普段の生活で「何で自分にばかりこんな辛い事が起こるのだろう」というようなことがあります。そのような時は「良いことと悪いことは半分半分!こんな辛いことがあったのだから次はどんな良いことがあるか楽しみ!」と変換します。
身内の病気や事故など自分ではどうしようもない事が起こった場合は、「あれくらいで済んで良かった」と変換します。それでも塞ぎ込むような場合は「時間が薬。時が経てば必ず良くなる」と考えるようにします。また、「自分ではどうにもならないのだから、悩んでいる時間があったら別のことを頑張ろう。自分が頑張ることで良くなる」と思い込みます。
私はいつもこんな感じでマイナスをプラスに切り替えているので「無理矢理プラス思考」と言われるのでしょう。
また普段からジャンケン一つでも真剣にやるようにしています。基本的に負けず嫌いなのもありますが、小さな事でも勝ちを重ね「勝ち癖」を付ける為です。小さなことでも勝ちを沢山呼び込めば、勝ちが自然に集まってきます。
「稽古に誰よりも早く行く」「誰よりも大きい気合いで稽古する」「誰よりも腰を落として稽古する」など何でも良いので沢山一番になって下さい。そうしている内に一番が集まって来ます。
それと同じように、生活の中でちょっとした幸せを見つけられる人は幸せが集まって来ます。他人の良いところを見つけられる人には良い人が集まって来ます。
反対に愚痴には愚痴が、陰口には陰口が、他人の欠点ばかりを言う人からは、人は集まるどころか離れて行ってしまいます。
物事をプラスに変える力があれば、ストレスも少なく健康に生きていくことができると思います。
無理矢理でも良いのでプラス思考で生活してみてはいかがですか?結構楽しいですよ!
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