第３回広島平和杯

１０月２４日に開催された第三回広島平和杯広島県青少年空手道選手権大会に出雲道場から７名出場しました。

年々、規模も大きくなり、今年も埼玉、静岡、愛知、大阪、京都、奈良など日本全国から多数の選手が参加してきました。

型の部には、ユウキ、アオイ、クウガ、チサトが出場しました。

（写真：チサトの予選 　突きが拳一つ分高いなぁ）

型は無駄な動作を省き、正確に動くことが大切です！いかに言われたことを素直に直していくかが勝負です。もちろん指導する側が正確な動作を知っていて、正確に伝えるようにしなければなりません。

また礼儀作法も大切な動作の一つです。

「用意」や「直れ」の動作が不正確なら減点され、抜けてしまえばいくら他が上手でも失格になってしまいます。

無駄な動作や、変な癖が取れなかった人、動作を飛ばしてしまった人は残念ながら予選で敗退してしまいました。

型の厳しさがわかったと思います。また一つずつ直していきましょう

午後は組手です！組手にはコウタロウ、アオイ、タイヨウ、レンが出場しました。

（写真右：コウタロウ　もう少し勢いがあれば技ありとれたのに・・・どうも蹴りを家に忘れて置いてきてしまっていたようです突きばかりではなく、もう少し下段の回し蹴りを使っていけば勝てたと思います）

（写真右：アオイ　力が入りすぎでスピードがありません。緊張しすぎです普段通りにやれば勝てます）

（写真左：タイヨウ　一発のパワーでは負けませんしかし・・・一発を狙いすぎです。連打からバランス良く繋げられるようにしましょう）

みんなが後一歩のところで負けてしまいました

そんな中、チサトが幼年型の部で準優勝に輝きました。

無駄足や突きの高さがもう少し直っていたら優勝していたかもしれません。次は優勝出来るようにがんばりましょう。

出雲では入賞したのは一人でしたが、山陰支部としては入賞者が多数出ました。

出雲の子供達は合宿で仲良くなった他の山陰支部の道場生を応援していました

「リク！がんばれ～」「ケイジュくんファイト！」など少しずつ応援もできるようになってきました。出来れば指示が出来るようになるといいのですが・・・、まぁ今は大きな声が出せればOKでしょう（でも「リク」や「ケイジュくん」はないぞきちんと先輩には「せんぱい」を付けて呼びましょう）

残念ながら敗れた選手も以前と比べると確実に上達しています。

試合後、松江や鳥取、米子、伯耆、大田など山陰支部の子供達には、どこが良くてどこが悪かったかを会場で伝えました。

諦めなければ必ず出来るようになります。次に会う時にどれだけ成長しているか楽しみにしています

またこの日、開会式でルール説明の演武をしたのはタツルでした。

タツルは、私が松江で指導していた頃、小学低学年から高校卒業まで松江道場で稽古していました。

私が指導した中で、唯一少年部で黒帯を取得した生徒です。

高校卒業後は広島の大学に進学し、今では広島支部祇園道場の責任者として活躍しています。

そろそろ大学も卒業だと思い、就職が決まったか聞いてみたところ、県警に決まったそうです

彼は子供の頃からお父さんと同じ警察官になるのが夢でした。

子供の頃は体も小さく、どちらかといえば大人しい子でした。

試合でもそれが出てしまい、いつも後一歩のところで負けて泣いていました。そんな彼が自分の手で夢をつかみ取り、一歩を踏み出そうとしていると思うと、自分の事のように嬉しくて仕方がありません

普段親と面と向かっては言っていないでしょうが、彼といろいろ話していたら、会話の中に両親への感謝の気持ちが沢山入っていました。家の子もあんな風になってくれたらなぁ・・・なんて思いました。

空手を長年続けている子は本当にしっかりしています。あんな先輩のようになって下さい。

これからも出雲の子供たちの夢が叶うように、時には厳しく！時には優しく指導していきます。

交流試合まであと１ヶ月です。今日から交流試合に向け厳しくなるので覚悟しておいて下さい

PS.保護者の皆様お疲れ様でした。ご覧になった通り組手で優勝した子とは、正直まだまだ差があります。子供達には１０回くらい試合に出ないと勝てるようにはならないと言っています。出雲の子はまだ経験を積む段階です。大分やる気が出て来たので、徐々にレベルも上げていこうかと思っています。今後とも宜しくお願い致します。

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