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むすんでください

入門して間もない子は、なかなか帯が結べません

 

稽古中にほどけて困っている子や、そのまま知らん顔で稽古している子、いろいろです!

 

最初はこちらから近くに行って結んであげますが

 

「次からは結べなかったら結んで下さいって頼むんだよ」

 

と付け加えます

 

そうすると次からは、離れているところに私がいても

 

「せんせ~むすんで~」

 

と頼みにやってきます

 

「先生は友達じゃないぞ!結んで下さいって言わんといけんぞ」

 

と言って結び方を教えながら結んであげますが、また一言付け加えます。

 

「わざわざ先生の所に来なくても、周りに沢山先輩がいただろう?色の付いた帯を巻いた人はみんな結べるから、次からは近くの先輩に頼んでね。先生はもう結ばないぞ!」

 

そうすると大抵の子が困ってしまいます

 

ほどけても、ず~~~っと自分で結ぼうとしている子や、キョロキョロしている子、ウロウロしている子

 

「むすんでください」の一言がなかなか出て来ません

 

恥ずかしかったり、誰に頼むか迷っていたり、心の中の葛藤が手に取るように分かります。

 

見かねた大人が結ぼうとしますが「子供たちに任せて!」とやめさせます。子供達が気付いて結んで上げるのは「お~!ありがとうさすが先輩だな~」と褒めます。

 

大人が世話をしてしまうから子供が成長しません。子供で出来ることは子供に!大人は出来るだけ世話をしないようにします。そうすると先輩として下の面倒をみる気持ちが出て来ます。

 

一回頼むと「むすんでください」が出てくるようになりますが、それまでが大変です。

 

見ていると1、2年生の子の帯を幼年部が結んで上げていることもありますちっちゃな先輩が悪戦苦闘しながら結んでいる様子を、いつも微笑ましく見ています。

 

一回結んでもらうと、結んでもらった先輩を探して頼みに行く姿もかわいいです

 

人に頼むのも稽古です!

 

「むすんでください」が言えるようになりましょう

 

 

 

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