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ドキドキをワクワクへ

今月に入り交流試合の型競技に出場する選手には、試合形式で演武してもらっています

二人ずつ演武し、終わったら注意点を伝え各自で反復。この繰り返しです。

普段できている動作もみんなの前に出てやると、途端に崩れてしまいます。

周りのみんなは自分の稽古に夢中なので、実際に型を見ているのは私だけなのですが、どうしても緊張してしまうようです

先日の平和杯でも、広島や関西の子はニコニコしているのに、出雲の子は緊張で顔色が悪くなっていました。話しかけてもみんなオス!しか言わず固まっていました

多分ドキドキして言ったこともほとんど聞こえていなかったと思います

昔大会後に廣重副館長に声を掛けて頂いたことがあります。

「あんなに力入れたら疲れるだろう。もう少しリラックスしてやりなさい。緊張しない人はいないよ。世界チャンピオンでも緊張するもの。緊張した中でいかに普段の力が出せるかが勝負の分かれ目になる。そのためにはもう少し脱力しなくちゃ。根が真面目なんだろうな」

そう言って笑顔で立ち去られました。

この試合のあと、脱力をすることを意識するようになりました。

しかし意識してもなかなか出来ません。

脱力を意識した時点で力が入っています。力が入っているから脱力を意識しなければならくなる。

そんな風に思い、もっと簡単な方法はないかと考えていました。

イメージを使い、試合前に穏やかな海を想像したり、「勝」という字を想像したり、いろいろ試してみました。

結局辿り着いたのは、ドキドキをワクワクだと思い込む方法でした。

緊張してきたら「あ~楽しい」「これからどんなことが起こるのだろう?楽しみ~」「俺はいったいどんな技を出すのだろう?」そんな風に思うと、遠足前やデート前みたいに楽しくなってきます

その上で試合場に上がる直前のルーティンワークを決めておき、それをやるとスイッチがオンになるようにします。

お陰で以前より随分リラックスして試合前の時間を過ごせ、試合場でも自分のやりたいことが表現できるようになりました。

ドキドキをワクワクだと思い込む方法。緊張で固まってしまう人は試してみて下さい。

ただし、リラックスしすぎて稽古中や試合前に大声で笑ったりしないようにして下さいね

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