先日、立て続けに葬儀に行って来ました。
一人は友人のお母さん。一人は空手の大先輩。
どちらも若い頃からお世話になった方です。
仕方のないことでしょうが、コロナ感染が拡大しているこの時期です。
流れ焼香という、非常に寂しい最後のお別れとなってしまいました。
謹んでお悔やみ申し上げますとともに、心よりご冥福をお祈りいたします。
若い頃は葬儀に参列することなど殆どなく、あっても自分の祖父母くらいです。
それだけ自分も周りも歳を取ったのだと痛感します。
日本の平均寿命は男性が約82歳、女性が約88歳。
10代の頃は、自分が死ぬなんて、全く意識もしていなかったと思います。
平均寿命のニュースを見ても、遥か遠くの話です。
あの頃は何も恐いものもなく、今思い出すとゾッとするような無茶もいっぱいしました。
周りから「そんなことしてるといつか死ぬよ」と言われても、正直何とも思っていませんでした。
それが結婚し守るものが増えると、死ぬのが恐くなってきます。
子供ができ、我が子を抱いて、改めて親の有難みを知り、「自分の命は自分だけのものではない」と考えるようになったと思います。
今年で53歳。親より先に死ぬほど親不孝なことはありません。
お陰様で母は健在ですが、父は亡くなりました。
せめて父親と同じくらいは生きたいのですが、そう考えると残り12、3年です。干支一周分です。
遠い話のように思っていた寿命も、いつの間にかカウントダウンに入っています。
限りある命。残り12年と考えて、時間を大切に、やりたいことや自分の出来ることをやっていこうと思います。
もし、12年後まだ元気なら、「ラッキー!頑張ったからおまけがあった!」くらいに思って、次は半分の6年くらいを目途に、やりたいことをやっていこうと思います。
昨日の稽古でも地味な稽古をひたすらやりましたが、木曜の強化稽古では、普段の稽古で伝えきれないことを教えています。
どれも師範から教わったことを、自分なりに消化した結果、出来るようになった技です。
自分が若い頃に経験したことも踏まえ、ルールの中だけではない身の守り方を研究しています。
せめて自分が生きた証に、自分が出来る技は伝えておきたいと思っています。
緑帯以上で参加したい人は申し出て下さいね。
そんな命の「限り」を考えていた中、ロシアのウクライナ攻撃です。
ニュースでは何人亡くなったとか報道されていますが、人数何てどうでもいい!
人による攻撃で人が亡くなれば、全て殺人です。
命には限りがあります。
その「限り」を、他人が決めていいはずがありません。
このまま鎮静化すればいいのですが、応戦すれば犠牲者は当然増えます。
そうなれば憎しみが憎しみを生み、収まった思ってもテロが起きたりして、いつまで続くか分かりません。
極真の理念は「人種・民族・国境を越え、政治・宗教・思想の垣根を越えて、世界人類の平和の実現を目指す」
一日も早く平和な日常が戻ってくることを祈っています。
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