先日の夕方、近所のスーパーに買い物に出掛けました。
夏休みということもあり、多くの親子連れがいました。
店に入ろうとすると、走って出て来た幼稚園の名札を付けた子とぶつかりそうになりました。
少し離れたところにいたお母さんは、「あぶないよ。待って」と言いながら、歩いています。
外は駐車場。車もいっぱいです。
買い物かごを手に取り、歩いていると、少し離れたところを一年生くらいの男の子が一人で歩いていました。
次々に商品を触り、叩きながら歩いています。
少し先に歩いていくと、カートを押したお母さんがキョロキョロ。
「あれ、〇〇どこいった?」と言っていました。
立ち止まって商品を見ていると、カートが接近。
ぶつかる寸前で慌てて避けました。
低学年の女の子がカートを一人で押し、傍にはお父さんが歩いていました。
その状況を見ていてもお父さんは謝りもしません。
当然、子供を注意することもしません。
パタパタと足音がするなぁと思っていると、3,4年生くらいの子が4人で走り回っていました。
店内を何周も。
レジに並んでいると、隣にある店員さんのいないレジのカウンターに入って行く子がいました。
暫くすると出て来て、そのレジの精算機をガチャガチャと触っています。
同じレジに並んでいたお母さんが「〇〇くんだめだよ」と声を掛けていました。
店に入ってから出るまでに、何人も注意しました。
注意されたことを子供たちが親に言ったのでしょう、こちらをみんなで見ています。
ストレスが溜まります💧
次の日、公園まで練習に行こうと思ったら、雨が降りそうになり、車で出かけました。
家の前の道は対向車がやっとすれ違えるくらいの幅しかなく、子供も多いのでいつもゆっくり走ります。
走っていると右側のアパート駐車場から子供が二人飛び出してきました。
咄嗟にブレーキを踏み衝突は回避。
ゆっくり進もうとすると、また二人飛び出してきました。
窓を開け、注意しようとすると、もう一人飛び出してきました。
彼らはアパートの駐車場から左に走っていこうとしていて、車道に出たつもりは無いようですが、走りながら直角に曲がれるはずもなく、車道の真ん中まで膨らんでいます。
窓を開け「駐車場から出る時は必ず止まりなさい!分かったか!」と声を掛けました。
驚いた様子で直立不動になり「ハイ!」と返事をしていました。
坊主頭の怖そうなおじさんに注意され、きっとこれからは止まってくれると思います。
以前、近所で車道に向かって子供たち数人が小石を投げていたことがあります。
注意しましたが、子供たちは車に当たることなんて考えてもいなかったと思います。
近所で軟式ボールが車道に飛んできて止まると、そのボールが道路反対側の家に停めてあった車に思いっ切り当たりました。
一人の男の子が勝手に家の敷地に入り、何事もなかったかのように拾って行きました。
ボールが飛んできた方を見ると、小学生の男の子とお父さんらしき人がいました。
何事もなかったかのように、またキャッチボールを始めました。
大体こんな所でキャッチボールしていること自体が間違いだと思うのですが…。
最近の子育ては「褒める」「叱ったら駄目」「言えば分かる」そんなことばかり言われます。
そのせいか子供を叱れない親が増えているように思います。
勿論、愛情を注ぎ大切に育てるのは大賛成です。
しかし、「叱らない」のと「叱れない」のは違います。
人に迷惑を掛けたり、危ないことをした時は、叱らないと分かりません。
出掛けた先で子供から目を離す親が大勢いますが、この人たちは日本の行方不明者の数を知っているのでしょうか。
年間約8万人。その内10歳未満の子が1000人超。
これを聞いても、目を離すのでしょうか?
最近はADHDと診断される子も増えています。
医学が進んで症状が改善されていくことは良いことですが、昔なら「落ち着きが無い」「忘れ物が多い」「人の話を聞かない」など、どこのクラスにも何人かいて、障害などとは診断されなかったと思います。
当然、忘れ物をしたり、授業中にウロチョロしていれば、先生に叱られていました。
うちの道場では、障害があろうがなかかろうが、駄目なものは駄目とみんな同じように叱ります。
「少し元気の良い子だなぁ」くらいに思っていたら、数年経って「実はうちの子は障害が…」と親御さんからお聞きし驚くこともありました。
その頃には、既に落ち着いて稽古にも取り組めるようになっています。
学校で落ち着きがなく出歩いているような子も、道場ではじっと正座して、担任の先生が驚いておられたことも何度もあります。
「言えば分かるから」「障害があるから」「叱ると脳が委縮するから」
そんなことを言っていても、車道に飛び出す子の命は守れません。
「〇〇ちゃんだめだよ」何て注意していても、無くなった命は戻ってきません。
子供の意見を尊重し…などと言ってるよりも、叱る時には叱り、駄目なものは駄目と教えることの方が大切です。
子供のことを思うからこそ、叱ることのできる親になって欲しいと思います。
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