広告が掲載されたお陰か、最近入門の問い合わせが増えています
「何歳から始められますか?」「女の子ですけど…」「歳ですけど…」「障害が…」など、心配されて尋ねられることもあります。
学びたい人に制限はありません。来るもの拒まず去る者追わずが原則です。
「手取り足取りは教えません。どうしても出来ない内容は出来る範囲でやってもらえれば大丈夫ですよ」とお伝えするようにしています。
道場はただ試合に勝つ人を育てるのではなく、社会に貢献する良い人材を育てる学校のようなものだと思っています。私はその学校の先生です。
空手を教えているのは私ですが、様々な人との出会いの中で道場生や御家族の方から多くの事を学ばせて頂いていると思っています。
この学校は、何歳からでも学べ、年齢も性別も人種も職業も関係ありません。
親子で始めれば、親子が同級生となって学べます親が頑張っている姿を見れば子供は自然に頑張ります。
20年以上指導してきて沢山の出会いと別れがありました。その数は千人位にはなっていると思います。その中で本当に多くのことを学ばせて頂きました。
共通して言えることは、家族が同じ方向を見て支えて合っている家庭の子は伸びるということですオリンピック選手やプロのアスリートも、必ずその後ろで支える家族の存在があります。
入門してくる子の殆どは、親が習わせたくて入門してきます。
そんな状態で入ってくる子にいかに楽しいと思わせるか工夫して指導しています。
しかし、親子で入門しても親が稽古しなければ子供もしません。送り迎えの中で親が挨拶をしなければ子供もしません。
保護者の方から相談を受けたことも数限りなくあります。子供の非行、不登校、いじめなど様々な相談を受けました。
空手を習わせれば変わるかもということで入門してこられますが、空手は魔法ではありません。稽古しなければ変わるはずがありません。少し頑張れば乗り越えられる位で稽古させ、その課題を乗り越える成功体験を繰り返し自信を持って貰います。
ただ、この頑張れば乗り越えられる課題からも逃げていては成長するはずがありません。ねばり強く取り組むことで精神力や忍耐力が身に付くのです。
お母さんから相談を受け、「一度お父さんと一緒に来て下さい」と言いました。しかし「お父さんは行きたくないと言っていまして…」と、お母さんが泣きながら電話して来られたことがありました。
「私は忙しいので空手を辞めますが子供には続けさせますので…」と言って辞められたお父さんが何人かおられます。親が逃げて子供が頑張るはずがありません。子供も必ず理由を付けてやめます。残念ながら今まで親が辞めて、子供がしっかりするまで続けた例はありません。
反面教師として学ぶ場合もありどう捉えるかはその子次第ですが、親の姿に勝る教科書はありません。親の成長無くして子の成長なしです。
やめていった道場生もずっと気になります。私が心配だなと思いながらやめていった子は、数年後必ずといっていいほど悲しい結果を耳にします。しかし、その時にはどうしてあげようもありません。
だから、私から見て心配な子は、やめると言った時でも一度だけ話し合うことにしています。
それでもやめるというものを止めることはしません。二回目もありません。何とかしっかりした生活を送ってもらいたいと願うばかりです。
道場は生涯学べる学校です。
3,4段になろうと学ぶことはまだまだ沢山あります。命ある限り学べます。
訳あって途中で離れる人もおられますが、出来ればこの子なら大丈夫!きっと他の分野でも頑張る!という状態で見送りたいと思います。
入門しても道着を数回しか着ないで辞めてしまう人がいます。本当に残念です。学校でいうなら入学式を終え教室で自己紹介をしたくらいで辞めたようなものです。
そういう人にかぎって辞める時に「空手で学んだことを活かして頑張ります」と挨拶をされますが、何を学んだのかなぁと思ってしまいます。
入門を検討しておられる方、その家族の皆様は、出来る範囲で良いのでお子さんのサポートをお願いします。
サッカーや野球などのようにお茶当番や球拾いはありません。稽古の時に見ている必要もありません。しかし、試合に出る時や審査を受ける時は見てあげて下さい。
山陰支部の強化稽古に出たいけど送迎が出来なくて…という場合など遠慮無くご相談下さい。
兄弟で他のスポーツをされている場合などその当番だけで大変だと思います。これから中学生以上は県外の試合も、保護者の引率無しでも参加できる体勢を作ろうと考えています。
出雲道場出身の子が空手はもちろん様々な世界で活躍できるよう、みんなで支えていきましょう
ご協力のほど宜しくお願い致しますm(_ _)m
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