空手の教え

黒帯

日曜日は交流試合です

殆どの人が初めての試合は交流試合だったと思います。私もその一人です

昨日事務局から審判・スタッフ名簿が送られてきました。今まで私が決めていましたが、私の忙しさを見かね、サトウ指導員が役割も決めてくれました。ありがとうございました。

名簿を見ると、黒帯はもちろん色帯の人もスタッフとして沢山参加して頂けるようで本当に有難うございます。

今年は毎年手伝ってくれる人が、都合が悪いようなので、何人かは未経験の役割をして頂くようになると思います。

大変だと思いますが宜しくお願いしますm(_ _)m

試合は体験・学習する場です。私も試合を通じて成長させてもらいました。

また試合をするのには大勢の人の支えが必要です。試合までに稽古相手をしてくれる人。スタッフとして支えてくれる人。そういった人たちのお陰で試合ができます。

さらに試合だけでなく、帯が上がるのも沢山の仲間の支えがあればこそです。

黒帯を巻いている人はそういう思いでいるから、休みを取って合宿などの行事に参加し世話をやいたり、大会の手伝いをして下さっていると思います。

中には黒帯になったら行事も試合も知らん顔というような人もいました。

こういう人を見るといったい何を学んで来たんだろうと思いますが、せめて出雲からはそういう黒帯は出さないようにしようと思います。

自分が稽古するのは黒帯として当たり前のこと。

その上で自分が習った技や受けた恩を、次の世代に渡していくのが黒帯の役目だと思います。

現在出雲道場の1級は7名(高校生3名、中学生2名、壮年・女子2名)。

子供たちには、少年部の時ではなく、できればベンチプレスもある高校生以上での昇段審査で黒帯を巻くように薦めています。

一年後に大学受験を控えている子もいます。きっと県外に進学すると思うので、昇段審査をいつ受けるか逆算して追い込まないと取得は難しいと伝えてあります。

中学生は高校卒業までに…。

壮年・女子部は自分のペースで…。

黒帯になってからが終わりのない修行のスタート。

みんなにスタートを切って欲しいと思います

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駄目なら

-----------------【大山総裁語録】-------------

「右手が駄目になったら左手を使え。左手が駄目になったら右足を使え。右足が駄目になったら左足を使え。それが駄目になったら頭を使えよ。それでも駄目だったら呪ってでも倒せ。

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急に寒くなったせいか、最近怪我をしている人が増えています。

怪我をしてしまった時は、大山総裁のこの言葉を思い出し、出来ることをやるようにしています。

怪我を出来ない理由にしていても何も変わりません。

出来ない理由を言っている時間があるなら、出来ることや出来る方法を探した方が改善します。

仕事や勉強でも同じですよ

諦めずに頑張りましょう。

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いつみても波瀾万丈

昔見た「いつみても波瀾万丈」の動画がありました

今や総裁のことを知らない道場生も大勢います。

ネットでは極真に対してや総裁に対して誹謗中傷も目にしますが、私は自分の見たものや体感したものを基準に判断します。

一代で世界中に極真空手を広めた大山総裁。

その弟子の師範の方々。

その弟子の先輩方。

少なくとも私の周りには強くて優しい尊敬できる人ばかりです。

これからも、そういう人たちの思いをしっかり伝えていこうと思います。

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空手の学校

広告が掲載されたお陰か、最近入門の問い合わせが増えています

「何歳から始められますか?」「女の子ですけど…」「歳ですけど…」「障害が…」など、心配されて尋ねられることもあります。

学びたい人に制限はありません。来るもの拒まず去る者追わずが原則です。

「手取り足取りは教えません。どうしても出来ない内容は出来る範囲でやってもらえれば大丈夫ですよ」とお伝えするようにしています。

道場はただ試合に勝つ人を育てるのではなく、社会に貢献する良い人材を育てる学校のようなものだと思っています。私はその学校の先生です。

空手を教えているのは私ですが、様々な人との出会いの中で道場生や御家族の方から多くの事を学ばせて頂いていると思っています。

この学校は、何歳からでも学べ、年齢も性別も人種も職業も関係ありません。

親子で始めれば、親子が同級生となって学べます親が頑張っている姿を見れば子供は自然に頑張ります。

20年以上指導してきて沢山の出会いと別れがありました。その数は千人位にはなっていると思います。その中で本当に多くのことを学ばせて頂きました。

共通して言えることは、家族が同じ方向を見て支えて合っている家庭の子は伸びるということですオリンピック選手やプロのアスリートも、必ずその後ろで支える家族の存在があります。

入門してくる子の殆どは、親が習わせたくて入門してきます。

そんな状態で入ってくる子にいかに楽しいと思わせるか工夫して指導しています。

しかし、親子で入門しても親が稽古しなければ子供もしません。送り迎えの中で親が挨拶をしなければ子供もしません。

保護者の方から相談を受けたことも数限りなくあります。子供の非行、不登校、いじめなど様々な相談を受けました。

空手を習わせれば変わるかもということで入門してこられますが、空手は魔法ではありません。稽古しなければ変わるはずがありません。少し頑張れば乗り越えられる位で稽古させ、その課題を乗り越える成功体験を繰り返し自信を持って貰います。

ただ、この頑張れば乗り越えられる課題からも逃げていては成長するはずがありません。ねばり強く取り組むことで精神力や忍耐力が身に付くのです。

お母さんから相談を受け、「一度お父さんと一緒に来て下さい」と言いました。しかし「お父さんは行きたくないと言っていまして…」と、お母さんが泣きながら電話して来られたことがありました。

「私は忙しいので空手を辞めますが子供には続けさせますので…」と言って辞められたお父さんが何人かおられます。親が逃げて子供が頑張るはずがありません。子供も必ず理由を付けてやめます。残念ながら今まで親が辞めて、子供がしっかりするまで続けた例はありません。

反面教師として学ぶ場合もありどう捉えるかはその子次第ですが、親の姿に勝る教科書はありません。親の成長無くして子の成長なしです。

やめていった道場生もずっと気になります。私が心配だなと思いながらやめていった子は、数年後必ずといっていいほど悲しい結果を耳にします。しかし、その時にはどうしてあげようもありません。

だから、私から見て心配な子は、やめると言った時でも一度だけ話し合うことにしています。

それでもやめるというものを止めることはしません。二回目もありません。何とかしっかりした生活を送ってもらいたいと願うばかりです。

道場は生涯学べる学校です。

3,4段になろうと学ぶことはまだまだ沢山あります。命ある限り学べます。

訳あって途中で離れる人もおられますが、出来ればこの子なら大丈夫!きっと他の分野でも頑張る!という状態で見送りたいと思います。

入門しても道着を数回しか着ないで辞めてしまう人がいます。本当に残念です。学校でいうなら入学式を終え教室で自己紹介をしたくらいで辞めたようなものです。

そういう人にかぎって辞める時に「空手で学んだことを活かして頑張ります」と挨拶をされますが、何を学んだのかなぁと思ってしまいます。

入門を検討しておられる方、その家族の皆様は、出来る範囲で良いのでお子さんのサポートをお願いします。

サッカーや野球などのようにお茶当番や球拾いはありません。稽古の時に見ている必要もありません。しかし、試合に出る時や審査を受ける時は見てあげて下さい。

山陰支部の強化稽古に出たいけど送迎が出来なくて…という場合など遠慮無くご相談下さい。

兄弟で他のスポーツをされている場合などその当番だけで大変だと思います。これから中学生以上は県外の試合も、保護者の引率無しでも参加できる体勢を作ろうと考えています。

出雲道場出身の子が空手はもちろん様々な世界で活躍できるよう、みんなで支えていきましょう

ご協力のほど宜しくお願い致しますm(_ _)m

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成せばなる

師範や支部長をされている方には凄い先生が沢山おられます。

中でも古くから極真空手を学んでおられる先生方は別格です。

埼玉県吉川支部のホームページを見たら、カラテマガジンに掲載された鈴木浩平支部長の手記が載っていました。 「なせばなる!」

あえて何も書きませんので、是非読んでみて下さい。

読んだらきっと何かが変わると思います。

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受け継ぐ

金子師範のブログで知りましたが、平成25年1月8日に中村日出夫先生(拳道会総帥)がお亡くなりになられたそうです。

盧山館長の著書の中にも書かれていますが、中村先生は館長の3人の師(他は大山総裁、澤井先生)の内の一人です。

垂木切りなどの試し割りはもちろん、喉にできた癌を焼いた針金で自分で取り除くなど超人的な話は数知れません。まさに伝説的な先生でした。

先生から技を学ぶということは、その先生の人生の一部を学び受け継ぐことです。

まだまだ未熟な私たちですが、先生方が亡くなられた今、館長から湖山師範、師範から自分たちへと伝わってきているものを少しでもきちんと学び、それを後輩へ伝えていくのが役目だと思います。

心よりご冥福をお祈り致します。

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世界を動かす

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先日購入した「生涯の空手道」読み終えました

この本は、これまでに「新生涯の空手道」「空手とは何か」と内容を補充し発刊されてきました。

補充される度に読んでいるので、同じ内容を何度も読み返していることになりますが、その度に感じ方が違ったり、新しい発見があります。

自分の稽古が少しずつ進んでいるから分かるようになったのだと思います。

あとがきのところに

==========【生涯の空手道】======

かつて大山総裁は「金も地位も命もいらない漢が三人集まれば世界を動かすことが出来る」と常々仰っていた

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と書いてありました。

極真になる前の大山道場時代には、まさにこのような人たちが集まっておられたと思います。

そういう先生、先輩方のお陰で今の極真空手があり、今の自分たちがあります。

空手に限らず、戦時中、戦後を生き抜いた人々も、金も地位も命も顧みず生きてこられたと思います。

そういう先人のお陰で今の世の中があります。

そう思うと自分たちが未来に何を残せるのか?何をしなければならないのか考えさせられます。

自分に出来ることをしっかりやろうと思います。

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苦手なこと

-----------------【湖山師範】-------------------

自ら苦手なことに取り組めば、得意なことはもっと生きてくる。

苦手を克服すれば、得意なことは放っておいても伸びている。

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人はどうしても自分の都合の良い考え方をするものです。苦手なことをしなくても得意なことをしっかりやれば大丈夫などと考えてしまいがちです。

突きが苦手でも蹴りで勝てば良い!上段が蹴れなくても下段で倒す!などなど…

しかし、弱点をそのままにしておいたら必ずそこを狙われます。

大抵苦手なことは嫌いなことが多いものですが、そこをほったらかしにしておいては、いつまで経っても直りません。

得意なことを生かす為にも、苦手なことに進んで立ち向かっていきましょう

私も柔軟がんばります

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喧嘩

----------------【大山総裁語録】----------------

「自分から喧嘩を売る必要はないが、売られた喧嘩は買いなさい。それくらいの覇気がなければ空手なんか辞めてしまえ!」

「道端で肩が触れた靴を踏んだと言われたら君達が頭を下げれば良い。頭を下げて喧嘩を売ってくる人はいない。それでも売ってくるなら、のばしてしまえ!何の為に空手をやっているんだ」

「たてまえはいろいろある。心身を強くする為に空手を始めたと…。それはたてまえ、本当は喧嘩に強くなりたいのだ。喧嘩に強くなりたい奴が早いし強い!」

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総裁の本やお話の中にも喧嘩についての言葉がたくさんあります。

かつて技を当てるなど以ての外!空手の技を本気で当てたら死んでしまう!と言われた時代

それでも当ててみなければ分からないと直接打撃制にこだわった大山総裁

そうやって生まれた極真空手は「喧嘩空手」「邪道空手」といわれた時代がありました。

昔の道場は強さを求めた一般男子が殆どでした。一般男子50人に対し、子供や女子は数人でした。

今や幼年から小中高、一般男子、女子…と老若男女を問わず稽古しています。時代と共に求められるものも変化をしてきていますが、強さへのこだわりは変わってないと思います。

新学年になり「学校で叩かれた。蹴られた」「いじめられた」など聞くこともありますが、まずはハッキリと「やめろ!」と言える強さを持つことです。

大抵、嫌なことも嫌だと言えないおとなしい子が標的にされてしまいます。

今では想像も付きませんが、私も幼稚園、一年生くらいまでは毎日泣いて学校から帰っていました。あまりにも泣いて帰るので、母から「あんたもやり返しなさい!」と言われていました父からは喧嘩の仕方を教わりました

それでも、「やり返せと言われても…またやられるし…」毎日ビクビクしていたように思います。

ところが、ある日やり返してみたら意外に強い自分にビックリ同級生には虐められるから年上の従兄弟と遊ぶことが多かったので、従兄弟たちと比べると力もなく、走るのも遅く、ずっと自分は弱いと思っていました。

それからは、やられたらやり返す日々が続きました。そうする内に誰もちょっかいを出す者はいなくなりました。

考えてみると突っつかれても押されても何も言えず、次は叩かれ蹴られ、どんどんエスカレートしていき、結局泣くまでやられていました。先生も「やめなさい」「あやまりなさい」と言うだけで、相手の子が「ごめんね」と言えば「いいよ」と言うしかありません。こっちは蹴られ叩かれ、やられ損です

自分がそこそこ強い事が分かってからは、間違っていることをする奴はどうしても許せず、片っ端から注意するようになりました。

注意して言い返してくる奴には口で返し、腕力で返してくる奴には腕力で返し、そんな学生時代を過ごしました。

できれば喧嘩なんかしない方が良いです。

しかし、喧嘩することが怖くて思っていることも言えずにいるのと、喧嘩を売ってくるなら何時でも買ってやるという位の覇気を持ちながら、喧嘩にならないように黙っているのとは全く違います。

うちの子には「少々叩かれても蹴られても、稽古の時に比べれば痛くないから、やり返すのは我慢しなさい。それでもやめろと言って何度もしてくるようなら3回までは我慢して、それを超えたらやってもいいぞ」と言っています。ただし女の子には叩かれようが蹴られようが絶対に手を出すなとも言っています。

「仏の顔も三度」「仏の顔も三度撫づれば腹立つる」3回目になれば仏様でも怒ります!降りかかる火の粉は払わなければなりません!

ライオンの前にウサギは出ないように、強い人には喧嘩を売る人はいません。

子供が悪口を言っても大人は笑っているように、自分が強く大きくなれば、許せる量も大きくなります。

自分を鍛え、自分が強くなることでイジメも喧嘩もなくなっていきます。

自分を鍛え、強くなり、優しくなって下さい。強く優しくなって自分より弱い人を守って下さい。

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拳のこころ

福島県支部のホームページに岡崎師範が書かれている「拳のこころ」というのがあります。

http://www16.plala.or.jp/kyokushinkan/

以前から読ませて頂いていて、出力して本にしています。

この中の内弟子時代のエピソードには湖山師範も出てきます。

震災のあと湖山師範から「岡崎師範も無事のようだ」とお聞きしたのですが、やっぱり心配で福島の皆さんが無事かどうか掲示板などを確認していました。

読んでいたら太極拳講習をされたり、居合、砂袋と、こんな状況でもやっぱり稽古されていることを知り、安心したのと、さすが岡崎師範と感動しました

昨日見たら「拳のこころ」も更新してあり「殿しんがり」という記事がアップされていました。

少しだけ盧山館長との会話が書かれていましたが、読んでいて岡崎師範の覚悟と館長との師弟関係に涙が溢れてきました。

災害が起これば、誰でも一番大切な家族と一緒に避難したいと思います。避難後も家族のそばに居たいと思うはずです。

そんな状況でも自分は最後!

そういう行動が果たして自分には出来るかどうか不安です。

しかし、道場にいる時に起こったのなら、絶対に子供たちを守り、無事に親の元に返さねばと思っています。

自分も武道家の端くれです。

極真空手を学んでいる者として、肝を据えて覚悟を持って生きなければと改めて強く決意しました。

先日、道場で義援金のお願いをしたところ、沢山ご協力して頂いています。

「既に色んな所で、色んな形でされていると思うので、出来る範囲で良いので・・・」と言ってお願いしたのですが、本当に沢山協力して頂いてありがとうございます。

福島の道場生に届くことを願って、同じ極真の仲間として、ご協力のほど宜しくお願いします。

いざという時に空手で学んだ教えが活かせなければ意味がありません。空手が出来ることに感謝し、もっともっと強くなれるよう稽古していきましょう

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