40代の稽古

時間よ止まれ

抜き手の稽古で肩を少し痛め、ジャンピングスクワットで膝に違和感があり、さらに風邪をひいてしまいました。

やはり若い頃とは違い無理は出来ないようです

とはいうものの毎日の稽古は休むわけにはいかないので、このところ静止したままで筋トレしています。

やり方は単純で、一番負荷が掛かる状態でひたすら我慢するだけです。これなら間接の曲げ伸ばしをしないので、間接が痛くても出来ます。

拳立て、腹筋、背筋、スクワット、懸垂…などなど、一番キツイ状態の時に時間が止まったように停止して、ひたすら我慢するだけです。

同じ負荷だと飽きてくるので、ウエイトベストを着たり、ダンベルやメディシンボールを持ったりして負荷を掛け変化を付けています。

さらに止まるということは動きだす瞬間の状態でもあるので、イメージを使いいつでも力を出せる状態をキープします。

この筋トレをすると体の奥の小さな筋肉にまで効くような気がします。

無理をしないようにと始めたのですが、やっているうちに自分との闘いになりヒートアップしてしまいます

根性も付くし、連休明けたらみんなにもやってもらおうかな?

連休明け5月7日まで稽古はないので、自分でやっておいて下さい。何もしないでいると連休明けに泣くことになりますよ

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割り箸折り

倉本先生の本の中に、割り箸折って裏技で使う指先を鍛える稽古方法が書いてあります。

以前から挑戦していますがなかなか上手くいきません

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親指のハラではなく先端を突き立てて1cmずつ折っていきます。

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細い方は折れますが、短くなるにつれて太くなってくるので、1cm位の所を押しても長く折れてしまいます。

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割り箸ももったいないので稽古にはハンドグリップを使っています。以前から使っていたハンドグリップが古くなったので、100均で新しいのを買いました

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試合では使わない技ですが、裏技を学ぶ準備としてやっておいて下さい。

試合に出なくなるとこういう稽古に時間を掛けられるで嬉しいです

試合で使う技は極僅かです。

それ以外の技もしっかり稽古していきましょう

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柔軟

最近の稽古では柔軟を多くやっています。

ポイントは、無理をしない!呼吸に合わせる!力を抜く!重力を借りる!気持ち良く!こんなところでしょうか。

体の固い人ほど力を入れて頭を付けようとします。これでは背中が丸くなり、太腿の裏や臀筋などが伸びません。まずは骨盤が傾き、背骨が伸びることが大切です。

なので固い人はミットに座って行います。

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柔らかくなってきたら、可動範囲を増やすため足の下にミットをおきます。

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決して頭を付けようとしてはいけません。腹や胸、顎を付けるようにします。出来るだけ力を抜き重力に任せます。出来れば寝てしまうくらい力を抜いて下さい。

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前後左右に背骨を振って弛めていきます。

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開脚した状態で腕立て伏せのように手をつき、

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前に倒すのではなく、おしりを後ろに下げていきます。痛くなったら、最初の腕立て伏せの状態に戻します。力を抜いて呼吸に合わせ繰り返します。

壁を使って寝て行うと力を抜くことができます。

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仰向けで足を揃えて寝ます。まずはこの状態で膝や足を軽く振ります。

次に開脚をしていきます。

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足首を振ったり、左右に回します。周り難い方向に多く回します。痛くなったら足を閉じた状態に戻します。

どの柔軟も力を抜き、左右のバランスをよく観察して下さい。腰を回したり、首を左右に振ってみると動き難い方向があります。動き難い側を多くやることで左右のバランスが整えられていきます。

血行やバランスが良くなり、体が動きやすくなります。

バランスの悪いまま筋トレをすると、片側だけに負荷が掛かり、よりバランスが悪くなってしまいます。そのまま続けていると怪我にも繋がるので、稽古前にはよく柔軟をしてバランスを整えて下さい。

空手をやらない人も続けていくと、体の動きが軽くなると思いますすぐに柔らかくなろうと無理をすると、反発して余計に固くなります。気持ちいい程度に5年10年20年続けていって下さい。

続けていくと体重も軽くなるかも?

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寝起きストレッチ2

寝起きストレッチ1で背骨を真っ直ぐに伸ばしたら、今度は背骨一つ一つの動きをスムーズにしていきます。

四つん這いになり、背中を反らせます。

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息を吐きながらゆっくり行い、吐ききったら、次は背中を丸めます。

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交互に各3回行います。

次に体を回転させます。この時、背中は床と平行になるようにします。

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時計回り、反時計回りに交互に各3回、大きく回します。

次に手を揃えて床におき、その上に顎を乗せます。その状態から腰を倒します。

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これも左右に各3回行います。

寝起きの立ち上がる前にやるとより効果的だと思います。

ゆっくり「痛いけど気持ちいい」程度でやって下さい。

盆休みで稽古はありませんが、ストレッチでも補強でも何でもいいので、自分で一つはやっておいて下さい。

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寝起きストレッチ1

木曜日強化稽古では、普段私が寝起きにしている姿勢矯正ストレッチを取り入れています。

姿勢が悪いまま、左右のバランスが崩れた状態で稽古をしていくと、やればやるほどバランスが崩れてしまいます。結果、怪我も増えてしまいます。そこで、出雲道場では柔軟をする時も苦手な方を多くするようにしています。

私は毎日、目が覚めたら、体をほぐしてから起きあがります。

まずは手を大きく広げます。いっぱいに広げて緩めるを3回くらい繰り返します。

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次に掌を下にして組み、組んだ手は上へ、つま先は下へ伸ばします。

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次は掌を上にして、手を上、つま先も上へと伸ばします。

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これを交互に3回繰り返します。

その後、指先から肩までマッサージしながらほぐしていきます。

まだまだありますが、続きはまたの機会に紹介します。紹介するものは自分で3年以上は試してみて、良いと思ったものだけなので安心してやってみて下さい。ただし、痛みがある場合は無理をしないようにして下さい。

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無理をしない

最近、30代40代になって入門される方が増えています。仕事に余裕が出来たから、運動不足解消、子供と一緒にやりたくて、など理由は様々ですが、一緒に稽古する仲間が増えることは本当に嬉しい限りです。

今日の新聞に平均寿命の記事が載っていましたが、記事によると男性は79.59歳、女性は86.44歳だそうです。私自身も40歳を過ぎ、人生の半分は終わったのだと思うと何とも言えないものがあります。寂しさはありますが、残りの人生を掛けて、空手で学んだことを沢山の人に伝えていこうと改めて強く決意しました。

さて、3,40代やそれ以上になって入門された方達と稽古をしていると、いつも思うことがあります。

それは、「無理をしているなぁ」ということです。

本人は自覚してないのでしょうが、動きが力任せで関節や筋肉に凄く負担をかけているように見えます。

若い頃運動をしていた人は、大抵膝や腰に爆弾を抱えています。それにも関わらず若い頃と同じ気持ちで動いてしまっています。

気持ちは分かりますが無理をしないことです。健康でなければ強くもなれません。

10代の頃の一年と、40代での一年は同じ一年でも大きく違います。10代では我慢できなくても、40代なら一年くらい我慢できるはずです。1年先2年先10年先を目指して無理なく稽古していって下さい。

20代には20代の、40代50代には40代50代の、それぞれの年齢に合った稽古方法があるはずです。よく師範からもお聞きしますが「無理はしない!しかし我慢は必要!」です。死ぬまで稽古を続ける覚悟をもっていれば、じっくり掘り下げて稽古していけるはずです。

そんな稽古で本当に強くなれるの?と思う人もいるかもしれませんが、私自身、去年の自分より強いという自信はあります。もちろん回復力や走る速さやスタミナなどは落ちています。それでも去年の自分と戦えば勝つ自信はあります。

100メートルを12秒台、1500メートルを4分台では多分もう走られないでしょう。それでも去年の山陰大会前はバービー(3,2,2分)で、65回45回43回を跳びました。体の使い方や力の入れ方抜き方が上手くなれば若者にも対抗することができます。また、熱いヤカンを触って「アチッ」と手を離すのは、イチロー選手でも幼児やお年寄りでもそんなに差は無いはずです。こういうところで勝負していけば死ぬまで強くなれると思います。

理想は死ぬ時に一番強くなっていることです。

出雲の道場生には色々教えてあげることができますが、その他の分支部の人にはなかなか紹介する機会がないので、ブログで私の稽古方法も少しずつ紹介したいと思っています。

白帯でも女子部でも壮年部でも空手にかける思いは同じです。一緒に強くなりましょう!

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