最近、30代40代になって入門される方が増えています。仕事に余裕が出来たから、運動不足解消、子供と一緒にやりたくて、など理由は様々ですが、一緒に稽古する仲間が増えることは本当に嬉しい限りです。
今日の新聞に平均寿命の記事が載っていましたが、記事によると男性は79.59歳、女性は86.44歳だそうです。私自身も40歳を過ぎ、人生の半分は終わったのだと思うと何とも言えないものがあります。寂しさはありますが、残りの人生を掛けて、空手で学んだことを沢山の人に伝えていこうと改めて強く決意しました。
さて、3,40代やそれ以上になって入門された方達と稽古をしていると、いつも思うことがあります。
それは、「無理をしているなぁ」ということです。
本人は自覚してないのでしょうが、動きが力任せで関節や筋肉に凄く負担をかけているように見えます。
若い頃運動をしていた人は、大抵膝や腰に爆弾を抱えています。それにも関わらず若い頃と同じ気持ちで動いてしまっています。
気持ちは分かりますが無理をしないことです。健康でなければ強くもなれません。
10代の頃の一年と、40代での一年は同じ一年でも大きく違います。10代では我慢できなくても、40代なら一年くらい我慢できるはずです。1年先2年先10年先を目指して無理なく稽古していって下さい。
20代には20代の、40代50代には40代50代の、それぞれの年齢に合った稽古方法があるはずです。よく師範からもお聞きしますが「無理はしない!しかし我慢は必要!」です。死ぬまで稽古を続ける覚悟をもっていれば、じっくり掘り下げて稽古していけるはずです。
そんな稽古で本当に強くなれるの?と思う人もいるかもしれませんが、私自身、去年の自分より強いという自信はあります。もちろん回復力や走る速さやスタミナなどは落ちています。それでも去年の自分と戦えば勝つ自信はあります。
100メートルを12秒台、1500メートルを4分台では多分もう走られないでしょう。それでも去年の山陰大会前はバービー(3,2,2分)で、65回45回43回を跳びました。体の使い方や力の入れ方抜き方が上手くなれば若者にも対抗することができます。また、熱いヤカンを触って「アチッ」と手を離すのは、イチロー選手でも幼児やお年寄りでもそんなに差は無いはずです。こういうところで勝負していけば死ぬまで強くなれると思います。
理想は死ぬ時に一番強くなっていることです。
出雲の道場生には色々教えてあげることができますが、その他の分支部の人にはなかなか紹介する機会がないので、ブログで私の稽古方法も少しずつ紹介したいと思っています。
白帯でも女子部でも壮年部でも空手にかける思いは同じです。一緒に強くなりましょう!
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